滲出性中耳炎の治療や耳管機能障害の予防のために
開発された耳管通気装置です。

circle_images

耳管通気治療とは?

飛行機搭乗時や高速のエレベーターの中で、耳が詰まったような
不快感や痛みを感じたことはありませんか?

これは、飛行機やエレベーターが上昇や下降をする際に起こる気圧の変化が原因で起こります。外の気圧が変化した際に、耳管(中耳と鼻の奥とをつなぐ管)が閉じていると、中耳内の気圧のバランスが崩れて鼓膜に圧迫を与え、耳が詰まったような不快感や痛みが生じます。この症状を緩和しないと、鼓膜の圧迫による聴力の低下に加え、さらに深刻な問題を引き起こす可能性があります。鼻腔から耳管に空気を送って耳管を開き、中耳内の気圧のバランスを調整して不快な症状を解消します。

what_image

耳管は、何かを飲み込む時やあくびをする時に開きます。耳管が正常に機能している時には、中耳内の換気が行われ、中耳内の気圧のバランスが良好に保たれますが、正常に機能しなくなると、中耳が閉じて鼓室内の気圧のバランスが崩れ、鼓膜に不快な圧迫を与え、耳が塞がったような感じになります。また、滲出液が適切に排出されずに、鼓室に溜まっていきます。中耳部分が湿っていて耳圧が不安定な時に、風邪を引いたりアレルギーを発症したりすると、感染を起こす確立が非常に高くなります。

使用方法

  • 1) 鼻腔にイアーポッパーのノーズチップを押し当て動作ボタンを押すと、鼻腔内に一定量の空気がコンスタントに送られます。最初はこの感覚に馴れてください。
  • 2) イアーポッパーのノーズチップを鼻腔に押し当て、もう片方の鼻腔を指で押さえて塞ぎます。動作ボタンを押すと鼻腔に空気が送られ、中耳内の気圧差を調整します。その際、唾か水を飲み込むと耳管が開き、イアーポッパーからの空気が耳管に入りやすくなります。
  • 3) 反対側の鼻腔にノーズピースを当て同じ操作を繰り返します。症状に応じて、以上の操作を繰り返してください。